アラビア語の挨拶

アラビア語

*おはよう (サバーフ・ル・ハイル)  

*こんにちは (アッサラーム・アライクム)

*こんばんは (マサーウ・ハイル) 

*ありがとう (シュクラン)

*さようなら (マアッ・サラーマ)

楽しいアラビア語

アラビア語

 アラビア語はイスラム教の聖典クルアーン(コーラン)の言葉であり、また、国連の公用語にも指定されている、中近東22ヵ国の言語です。
 最近、日本でも石油部門をはじめさまざまな分野で中近東諸国との接触が多くなり、アラブの国の人々を理解するには、まず彼らの言葉であるアラビア語を知らなければならないということが痛感され、それに伴ない、アラビア語に興味をもち勉強をはじめる人がかなり増えてきました。しかし、アラビア語は日本人にはまだまだ馴染みがうすく、難しいものだと思われ、またそれと同時に教材もじゅうぶん整っておらず、たとえ学習しはじめた人でも、途中で学習を断念せざるを得ないのが一般的な実情でした。
 この本はこのような点を考慮し、初めてアラビア語を学習してみようと思っている一般の人々を対象に、独学でアラビア語の初歩をできるだけわかりやすく、かつたのしく学ぶことができるようにとの目的で作ってみたものです。その目的に沿わせるため、このテキストでは細かい文法的説明よりも、基本事項を着実に理解できるように簡単でかつ実際的な用例や応用を多くとりいれました。それらに関連した現地の写真、情報などをできるかぎり盛リこみ、単に文法的学習だけではなく、学習者がたのしく学習を続けられ、かつ自然にアラブの事情に強くなるように工夫してみました。
 さて、アラビア語は22ヵ国にも及ぶ広い地域で使われている言語ですから、国によりまた地方により方言がかなり存在しています。そのおもなものは、アルジェリア方言、エジプト方言、イラク方言、サウジ方言等で、それらは用語、発音などにおいて少しづつ異なっています。しかし、ここで学習するのは方言ではなく、アラブ諸国すべて共通して使うことのできる「フスハー」と呼ばれる、書き言葉中心の「標準語」(正則語〕です。
 現代アラビア語は、決して特別に難しいものではありません。基本事項を一歩一歩確実に勉強すれば誰でも十分にマスターでき、近い将米、アラブ人とアラビア語で話し合え、アラビア語で読み書きできるようになるものと信じます。
 さて、本書をまとめるにあたり、数多くの人々のご援助をいただきました。特に、本書のアラビア語の文章をはじめとする内容をチェックしてくださった、私の親しいエジプト人の友人、ハーリド・アリー・ザイド氏、東京外国語大学客貝教授のシャラフ教授、そしてアジア・アフリカ語学院の専任講師、アシュラフ・安井氏の3氏は、長期にわたり綿密に1つ1つ文章をチェックされ、貴重な教示・助言をいただきました。ここに深く感謝いたします。
 また、本書の中に載せてある写真は、私が中近東滞在中に撮ったものと、その他多くの人々よりお借りしたものです。特に、東海大学講師の阿部政雄氏からは、アラブ諸国全域にわたって貴重な写真を数多く拝借し、紙面を飾ることができたことを、こころから感謝する次第です。
 また、本書のような特殊な本の出版をこころよく引きうけていただき、私に原稿をまとめるに十分な時間を与えて<ださった「たまいらぼ」の玉井禮一郎氏、また実際に本書の組版にあたられた「アイドマ・スタジオ」の大堀明博氏をはじめとする社員の皆さまにも厚く謝意を表します。
 本書は、前述のごとくよりやさしく、たのしくアラビア語を学べるようにとの意図から、従来の文法書にはのっていない新しいことがらを多方面からとりいれてみました。また、先輩諸氏のご指導、ご教示をこころから仰ぐものです。
 最後に、本書がアラビア語学習の新機軸となり、ひとりでも多くの人がアラビア語を通じて日本とアラブとの友好のため、ひいては世界の平和のため働かれんことを希ってやみません。
 

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